訪問看護について


自宅での注射方法や、普段の生活で気をつけることなどの相談をしたり援助を受けたりできるのが訪問看護です。実際にどのようなサービスが受けられるか、利用するにはどうしたらよいかをご紹介します。

 

 

訪問看護とは

 

訪問看護では、主治医の指示のもとに看護師、理学療法士などの専門職が患者さんの自宅を訪問して、看護や療養生活の支援を行います。血友病患者さんは年齢や重症度を問わず、訪問看護を利用できます。

 

 

訪問看護を受けるメリット

 

訪問看護には、次のようなメリットがあります。

 

  • 注射の準備や介助を頼める。

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  • 患者さんが乳幼児の場合、生活の工夫(家の中に危険がないかなど)を相談できる。

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  • 日常生活で困ったことの相談に乗ってもらえ、必要に応じて援助を受けられる。

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  • リハビリテーションの援助を受けられる。

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  • 精神・心理面のケアを受けられる。

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  • 医師や薬剤師など他の医療・福祉専門職との連携を調整してもらえる。
     

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訪問看護を利用するには

 

訪問看護サービスを受けるまでの流れは以下の通りです。

 

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訪問看護を利用したいと思ったら、まずは、血友病で受診している病院のスタッフ(看護師や地域連携室・医療相談室など)や、担当のケアマネージャー、近隣の訪問看護ステーションなどに相談してみましょう。「何をしてほしいか」を伝えるのがポイントです。

 

 

訪問看護ステーションに相談する場合の伝える内容のポイント 

住所 氏名 年齢 病名 主治医 何をしてほしいか

訪問看護を受けるには、主治医の「訪問看護指示書」が必要です。そのうえで、患者さんが訪問看護ステーションと契約します。

 

訪問看護を利用する費用と回数

 

訪問看護には公的医療保険、介護保険が適用されます。どちらの対象となるかは、患者さんの年齢、状態、医療ニーズなどによって決まります。

 

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  • 公的医療保険で利用する場合

 

訪問看護の利用は、通常、週3日までです。1回の訪問時間は30分~1時間30分程度です。

訪問看護の利用料は、

  • 基本利用料(訪問看護基本療養費、各種加算など)
  • その他の費用(交通費など)

からなります。

血友病患者さんには、基本利用料の自己負担分が公費で助成されます。

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  • 介護保険で利用する場合

訪問回数と時間は、ケアマネージャーが作成したケアプランに基づいて決まります。1回の訪問時間は20分未満、30分未満、1時間未満、1時間30分未満に分かれています。
訪問看護の利用料は、

  • 基本利用料(基本料金と各種加算)
  • その他の費用(交通費など)

からなります。

血友病患者さんには公費による助成制度があります。

わからないことがあったら

 

次のような窓口・機関に相談してみましょう。

  • かかりつけの医療機関のスタッフ
  • 近くの訪問看護ステーション、地域包括支援センター
  • 居宅介護支援事業所(ケアマネージャー)
  • お住いの自治体の在宅福祉担当窓口や保健センター
  • 地域の社会福祉協議会
  • 日本訪問看護財団(https://www.jvnf.or.jp/
  • 電話をご利用の場合

相談専門ダイヤル:03-5778-7007

※毎週月曜日・水曜日・金曜日の午前9時から午後4時まで(12:00~13:00はお休み)

FAX番号:03-5778-7009も可

 


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