ノボエイト®静注用をお使いの患者様へ
ノボエイト®は分子設計からバイアルサイズのラインナップまで、患者さんを念頭においた製剤設計が行われています。
1 | 均一性が高くなっています |
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第VIII因子の構造は3つのドメイン(A、B、C)に分けられますが、ノボエイト®では不均一性の原因であるBドメインの除去が行われています。Bドメインは、除去しても第VIII因子の活性が変化しないため、凝固機能には影響を及ぼしません。
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2 | フォンヴィレブランド因子への結合性 |
ノボエイト®では、フォンヴィレブランド因子との結合に重要なはたらきをする第VIII因子のチロシン(Tyr-1680)が、健常人の第VIII因子と同等に、十分に硫酸化されています。そのため、フォンヴィレブランド因子への十分な結合性が期待できます。 | |
3 | 純度の向上を目指した開発 |
第VIII因子の遺伝子を組み込んだ動物細胞(CHO細胞など)を完全無血清培養法により培養し、感染症やウイルス混入の危険性を取り除いて、第VIII因子を製造します。よりいっそう安全な製剤とするため、イムノアフィニティークロマトグラフィーによって完全な構造の第VIII因子を選択する過程を経て、純化精製しています。 | |
4 | 室温保存での安定性向上のために工夫をしています |
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