イスパロクト®静注用をお使いの患者様へ
イスパロクト®は、血液中で長時間循環できるようにデザインされた血友病Aの治療薬です。
イスパロクト®は、欠乏あるいは働きが低下している血液凝固第VIII因子を補充するための治療薬です。
血液凝固第VIII因子は補充しても、血液中で徐々に分解・代謝されてしまいます。
イスパロクト®は、より長時間血液中を循環できるようデザインされました。
遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子※にPEG(ポリエチレングリコール)を結合させることで、分解・代謝されるのが遅くなるため、活性が長く保たれます。
イスパロクト®は半減期延長型血液凝固因子製剤に分類されます。
血液中の活性は標準型血液凝固因子製剤による治療と比べて1.6倍長く保たれるため1、注射回数を減らすことができます。
このグラフは縦軸が対数目盛(1ずつではなく10倍ずつ等間隔で振られた目盛)となっています。対数目盛は例えば100%から10%までの桁が変わるような大きな変動や、小さな桁における変動の両方をグラフで表すときに使われます。
※遺伝子組換え型血液凝固第VIII因子:
献血された血液から抽出されるのではなく、製薬会社の工場内などで製造される血液凝固第VIII因子です。
1. Tiede A et al.:J Thromb Haemost 11(4):670–678, 2013
イスパロクト®の作用時間延長技術
イスパロクト®の保存方法
イスパロクト®の箱に入っている翼状針
イスパロクト®の詳しい説明書(PDF: 1.5MB)