太りにくい強い筋肉をつくるために知っておきたいこと

基礎代謝を上げる筋力トレーニング

No.4

                           東京大学医学部付属病院 リハビリテーション部 後藤 美和 先生

◆ 遅筋と速筋

筋肉には、ゆっくりとした持続的な運動に適した遅筋【ちきん】(赤筋【せっきん】)と急速な運動に適した速筋【そっきん】(白筋【はっきん】)があります。ヒトの多くの骨格筋は、1つの筋肉に遅筋と速筋が混在しており、その特徴によって比率が違います。


◆ 遅筋を鍛えると基礎代謝があがる

遅筋は毛細血管が多く、酸素が豊富に供給されるため、エネルギーを燃やす力が高いといわれています。つまり、基礎代謝を高め太りにくい身体を作るには、遅筋をトレーニングすることが必要になります。

◆ 具体的な方法

ヒトの身体で一番遅筋の割合が多いのは脊柱起立筋【せきちゅうきりつきん】といわれています。その筋肉は、背筋を伸ばしたり、良い姿勢を維持する時に働く筋肉です。そのため、いすに座ったら、背もたれを使わず良い姿勢を保つ時間を作ったり、電車やバスに乗ったらあえて座らず立ってバランスをとるだけでもトレーニングになります。また、スクワットなどの筋力トレーニングもあえてゆっくり行ったほうがカロリーを多く消費するといわれています。


このように姿勢を心がけたりゆっくりとした筋力トレーニングをすることによって基礎代謝を上げていきましょう。
 




JP/HG/1216/0006