太りにくい強い筋肉をつくるために知っておきたいこと

出血時の処置

No.2

                           東京大学医学部付属病院 リハビリテーション部 後藤 美和 先生

出血をした時にはできるだけ早く輸注し、すぐにRICE処置をすることが大切です。RICE処置とは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字からきています。適切な処置を行うことで、止血と日常生活への復帰を早めることができます。

◆ 安静(Rest)

出血をすると、その出血を止めようと血管が収縮し、血管の傷ついた部分の修復が始まります。輸注をしても、安静にしないとなかなか止血ができないことがあります。そうするとリハビリテーションも再開できないことになります。出血後は出血した関節や筋肉の運動をやめ一時的に安静にすることが必要です。


◆ 冷却(Ice)

冷やすことで、痛みを軽減することができ、血管が収縮し腫れや炎症を和らげることができます。痛む場所を氷で直接冷やしたり、皮膚の同じ部分をずっと冷やすことのないように、凍傷に注意し常に動かしながら最低20分は冷やしましょう。市販のコールドパックよりも、冷却効果の高い氷を用意しておくことをおすすめします。


◆ 圧迫(Compression)

適度に圧迫することで、炎症や腫れを和らげることができます。包帯などで痛みが強くならない程度での圧迫が必要です。


◆ 拳上(Elevation)

出血部位を心臓より上の位置に保つことで、重力によって出血が減り、血液が心臓に戻りやすくなって腫れを抑え、早くひかせることができます。
 




JP/HG/1216/0006