家庭治療・自己注射に関する質問

Q11.

我が家は病気に負けない子になるよう頑張らせていますが…。

A.

何にでもトライをさせ、見守る姿勢は大切ですね。それで良いと思われます。しかし、こうした態度の陰に時として、親自身が病気を心の底では未だに 受け入れられず、“病気をなきが如きもの”としたい気持ちが働いているケースがあります。特に「病気を気にしてはいけない。普通の子以上に努力して頑張 れ。」という態度になると問題が起きることがあります。
出血を軽視して入院になったり、薬さえあれば平気と過剰に投与したり、無理 を重ねて関節が十分曲がらなくなったりする事態には注意してください。また、お子さんがこうした親の期待にうまく応えられない場合、抑うつ的になることも 懸念されます。親が受けいれていないものを子どもが受け入れられる訳がありません。病気を受け入れるということは“あきらめ
 

ること”とは違います。どんな病気にも言えることですが、その症状や原因を正面から見据え、その中でいかにいきいきできるかを考えられる姿勢、失敗や不都合を病気だけのせいにしないで自分自身をしっかりと見据えられる力を持つこと。欲を言えば病気も個性のひとつぐらいに考えて、明るい人付き合い、積極的な社会参加ができれば理想的ですね。




JP/HG/0617/0004