出血に関する親からの質問

Q2.

子どもが「痛い」と言う時、その訴えが嘘のように思えることもあるのですが…。

A.

普段、見ている親には、歩き方や うでの動かし方で、“嘘の痛み”が分かることがあります。物が欲しいから注射を希望する子はまれで、それらは“甘えたい気持ち”“かまって欲しい気分”や “幼稚園や学校を嫌がるサイン”であることが多いようです。そんな時は本当の動機は何かを考えてあげてください。目的が達成されれば痛みの訴えをする必要 はなくなります。また本当かどうか分からない場合、原則として医師の判断

を仰ぐべきでしょう。そのうちに自分たちで判断がつくようになってきます。ただ急に連れて行けないこと 、主治医と連絡がとれないことがあるかもしれません。その時は痛みを現実にあるものとして、きちんと注射、その後の安静て放置することは身体だけでなく、気持ちも大きく傷つけます。

仮に“嘘”であったとしても注射されて、安静を余儀なくされれば、そちらの方が辛いと徐々に分かってきます。子どもの言いなりでは「わがままになってしまうのでは」と心配する向きもあるでしょう。しかし、痛みへの対処だけでわがままになってしまうことはありません。普段は厳しく“しつけ”られているので、子どもは痛みを訴えることでしか、要求が通せなくなっている例も見受けられます。“痛みの訴え”の形をとらなくても、普段から親は本人の気持ちを分かっていることを示すように心がけてください。この悩みは血友病固有ではありません。普通の子育てにおいても仮病などの問題が生じることは珍しくありません。




JP/HG/0617/0004