薬に関する質問

Q3.

海外旅行に行くときはどうするの?

A.

 製剤の持ち運びに関しては「薬に関する質問」Q2の注意を守ってください。ほとんど例はないのですが、まれに注射器や薬について税関で訊かれることがあります。
 加えて海外で病院に受診する事態にも備えて、主治医に頼んで、事前に英文の診断書・疾病の証明書をもらっておいてください(⇒ニュースレター3号 海外旅行)。また事前にその国で血友病を診られる病院も調べておくと安心でしょう(World Federation of Hemophilia)。

    旅行中に限定してかける医療保険は各社様々なプランがありますが、年齢、現症・既往症、旅行期間などで加入できない場合もあります。血友病の場合、高齢であったり旅行期間が長期に渡る場合を除いて加入できる会社がありますが、保障の金額などが変わってくるようです。しかし、だからと言って申込書にある「現在治療している病気」などの申告欄に記載しないと、円滑な支払いがされない例もありますので注意してください。しかし,他にも傷害や事故に対する保障が中心で疾病記載の必要のない保険,旅行会社がツアー客にオプションで付ける保険,クレジットカード会社が主催する保険もあります。いろいろ検討してみてください。

  
  旅行保険は、旅行期間中にあったけがや病気に対して支払われるもので、血友病に限らず、現症・既往症の治療に対しての支払いはされませんので、こちらも注意してください。ちなみに製剤を海外で調達すると相当高額な医療費を請求されます。急に製剤が必要になったときのために、1〜2日分の帰国までに間に合う程度の製剤を持っていければいいですね。


  また、旅行に持っていく製剤は可能ならひとつの荷物に同包せず、分けるのが用心深いやり方です。トランクの盗難に遭った時困るからです。また長時間の飛行機の場合は万一の出血に備えて製剤の手荷物での持ち込みを考えてください。めったにないことだと思われますが、預けた荷物の中で液剤ビンが凍結や衝撃で割れることもまれにはあるようです。




JP/HG/0617/0004