家庭治療

監修 聖マリアンナ医科大学小児科 瀧 正志

 在宅自己注射(家庭治療)を導入している患者さんで実施された調査では、治療を早く開始することは非常に重要であり、止血がより早期に、確実に得られる とのことでした。さらに、治療を早く開始すれば注射する凝固因子の用量も少なくてすみ、筋や関節への出血のダメージを最小限に抑えることができます。在宅 自己注射導入のもう1つの大きな利点は、出血がおきるたびに病院にでかける必要がないことです。
 在宅自己注射の導入により、患者さんは自分で自分の治療にたずさわっていることを実感できるようになります。また、親御さんも自ら対応することにより、 お子さんの状態について深く理解できるようになります。また、調査では、血友病患者さんでの在宅自己注射導入はQOL(生活の質)を高めることも示されま した。
※ 家庭で注射をしたら、記録をつけるようにしましょう。

 出血が疑われたらすぐに薬を注射し、初回注射の直後かあるいは医師の指示に従って血友病センタ−に電話連絡するのが大切です。在宅自己注射導入の大きな 利点は出血を即座に治療できる点であり、通院に要する時間を節約することができます。ただし、定期的に血友病治療センターや専門の病院を受診し、医師の指 導に従い治療を続けるよう努めましょう。24時間以上出血が止まらない場合にはどんな種類の出血でも直ちに病院で治療を受けなければいけません。




JP/HG/0617/0004