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ニュースレター 1

出血の初期症状と早期治療のすすめ

監修 産業医科大学小児科 白幡 聡
 出血の初期症状を察知して、早めに対処することが、止血成功のカギを握っています。目に見えるところの出血、例えば鼻出血であればティッシュペーパー、脱脂綿や綿球をつめておさえる(圧迫する)、すりきずや切りきずであれば、消毒後にガーゼや清潔な布でおさえる(圧迫する)方法などがあります。
 一方、関節や筋肉などの内出血ではこの圧迫止血ができないので、凝固因子製剤の注射が必要になります。凝固因子製剤を出血したあと、なるべく早く注射することが止血成功のコツで、早期に注射すると、数分以内に症状が軽くなることも珍しくありません。また、関節や筋肉の出血を早めに止めることで、関節の破壊(血友病性関節症)や筋肉のやせを予防することができるのです。
 お子さんをよく観察し、出血の初期症状を見逃さないようにすることが非常に大切です。鼻出血や切りきずのように目に見える場所の出血ならばすぐにわかりますが、血友病の患者さんに多い関節や筋肉の出血を初期に察知するのは、必ずしも簡単ではありません。「ムズムズする」あるいは「ひっかかる」などの違和感、「痛み」、「熱をもった感じ」などの症状を、血友病の患者さんが内出血と結びつけることができるようになるまでには、かなりの経験が必要です。
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