5.インヒビター

言葉は知っているけれど、会の中でもインヒビターのお子さんは少ないので、
我が子がそうなると考えたことはありませんでした。


1歳7ヶ月を迎えた時、インヒビターができてしまいました。それまでインヒビターのことは、言葉をうっすらと覚えているくらいでした。それより、これ以上の悪いことはないという気持ちと、とにかく我が子をどう育てていったらいいのかということだけで頭がいっぱいで、インヒビターのことなど考えてもいませんでした。そんな状態で、インヒビターができてしまったことは大きなショックでした。息子は病気とは思えないほど活発で、ちょこまかといつも動き回っていました。落ち着いて遊ぶ子ではないので、いつも青あざが絶えません。ですから、インヒビターで薬が効かなくなることはとても不安でした。

製剤を使い始めて1年以内にインヒビターが出来ることが多く、およそ6-7年経ってもインヒビターが出来ない場合はその可能性は低くなるといわれていますが、確かなことではありません。

インヒビターの患者さんは少なく、もしインヒビターになってしまったら、周りの方よりもっと大変な立場になってしまうのではないかと不安に思うのも無理はありません。インヒビターができると、それまでより出血回数が増えたりする場合もあり生活面では注意する点がでてきます。出血時には特殊な治療が行われます。

しかし、このインヒビターは自然になくなってしまう方や治療の効果が高い方もいます。そして、インヒビターの場合これまで以上に早期の治療が重要となってきますので、ご家庭で注射ができることが治療の効果を上げるポイントとなると思います。




JP/HG/0617/0004